試験の結果を見ると、散布率を4分の1に低下させると、S-5及びS-7では分散率が3分の1から4分の1程度にまで低下し、外国製の分散剤に比べて低下の割合が大きくなっている。また、別々添加の場合では、S-7は分散率が3分の1程度にまで低下しているものの、他のものでは、散布率を低減しても分散率が低下しない結果となっている。
3) 希釈した場合の性能
S-5及びS-7について、海水で希釈した場合の有効性を調査した。試験は、希釈率を50%とした予め混合の方法によって行い、また、参考として、別々添加の方法による場合についても試験を実施した。これらの結果を、表2-3-8及び表2-3-9並びに図2-3-5及び図2-3-6に示す。