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○ ブーム型の吸油に関する特徴はピロー型とほぼ同じであるが、油に対する接触面積がピロー型に比べ小さいため、吸油量は少なくなっている。また、このタイプでも一部の供試体に沈降するものがあり、使用に際しては回収及び流失防止の工夫が必要である。

ピロー型及びブーム型は、体積は大きいが油面に接する面積が小さい。このようなタイプの主な吸油原理は毛管現象による油の浸透であることから、低粘度の油の吸油性能は高いが、高粘度油に対しては吸油性能は低くなる。

○ その他の型では、本年度はポリプロピレン製のポンポンの試験を実施したが、この供試体は粘度が高くなるほど吸油量が増加するという特徴があり、高粘度油の防除作業に有効な資機材である。

本調査で得られた各タイプの油吸着材の吸油性能特性について表1-2-12に示す。

 

表1-2-12 タイプ別油吸着材の特性

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参考文献

1)財団法人日本造船振興財団海洋環境技術研究所(現シップ・アンド・オーシャン財団)発行「海洋環境技術研究所技法第3巻第1号」P23(1983)

 

 

 

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