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図1-1-22 粘度の変化による時間当たりの油回収能力(m3/h)

 

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図1-1-23 粘度の変化による時間当たりの回収油水量(m3/h)

 

3 まとめ

平成9年度においては、油回収装置の性能試験の実施に向けて、海上災害防止センターが所有する試験水槽の造波能力性能等の水槽特性を調査した結果、造波能力と定在波の存在が解明された。この水槽特性の調査に基づき油回収装置の実機を用いた予備試験を行い、集油のための設備、オイルフェンスの展張方法、試験可能な油回収装置等について検討した。

今年度は、昨年度の調査研究を基に1(5)に示した性能試験要領案を作成し、各種油回収の性能試験を実施した。本試験では試験油の投入後、風の影響を大きく受けることや、高粘度の試験油においてはなかなか拡散しないという状況から油層厚の測定ができなかった。

 

 

 

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