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ニ 粘度の変化による時間当たりの回収能力は、波浪中では試験油3で若干下がるが、その他の試験油及び平水中とも粘度が高いほど性能も高い。

ホ 粘度の変化による時間当たりの回収油水量は、平水及び波浪中とも粘度が高くなるほど少なくなる。

3] 回収油水の状況

本油回収装置は堰式であるため、装置の大きさの割にはかなりの量の油水を回収する。また、回収された試験油はポンプにより混濁され、気泡を生じる。

4] その他の状況

イ 回収準備等

本油回収装置の運転準備は、装置が極めて軽量・小型であるため人力で行うことができる。また、操作管等の接続も簡単であり、迅速に回収準備ができる。

ロ 輸送・保管状況

本油回収装置の各部は小型・軽量、かつ、分割できることから輸送はライトバンで可能であり、保管もスペースを取らない。

 

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写真1-1-6 供試体2 波浪・試験油1での試験中のスキマーヘッドの状況1

 

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写真1-1-7 供試体2 波浪・試験油1での試験中のスキマーヘッドの状況2

 

 

 

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