(3) 供試油回収装置 本試験では、油回収装置の回収原理の違いによる状況を把握するため、吸引-堰式及び付着式の油回収装置を用いることとし、次の3機種を選定した。以下、供試体1、供試体2及び供試体3という。各供試体の要目等を表1-1-2に示す。
(3) 供試油回収装置
本試験では、油回収装置の回収原理の違いによる状況を把握するため、吸引-堰式及び付着式の油回収装置を用いることとし、次の3機種を選定した。以下、供試体1、供試体2及び供試体3という。各供試体の要目等を表1-1-2に示す。
表1-1-2 各油回収装置要目等
各供試体の回収原理の概要は次のとおりである。また、各供試体の概略図を図1-1-3〜図1-1-5に示す。 1) 供試体1 油移送用ポンプ(ツイン・ディスク・スクリューポンプ)を作動させることにより、ホッパー内に貯まっていた油水が送り出される。このため、ホッパー内の油水により浮力を受けていた可動堰(浮体)が、浮力を徐々に失い水面下に沈み込み、水面の油水が可動堰を越えてホッパー内に流れ込み、連続的に同ポンプで油水を移送することが可能となる。可動堰の高さは、ポンプの回転数により変動可能である。
各供試体の回収原理の概要は次のとおりである。また、各供試体の概略図を図1-1-3〜図1-1-5に示す。
1) 供試体1
油移送用ポンプ(ツイン・ディスク・スクリューポンプ)を作動させることにより、ホッパー内に貯まっていた油水が送り出される。このため、ホッパー内の油水により浮力を受けていた可動堰(浮体)が、浮力を徐々に失い水面下に沈み込み、水面の油水が可動堰を越えてホッパー内に流れ込み、連続的に同ポンプで油水を移送することが可能となる。可動堰の高さは、ポンプの回転数により変動可能である。
図1-1-3 供試体1
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