この言語の特徴としては、
・ 純粋なオブジェクト指向言語であること。
・ マルチプラットホームでどのOS上でも稼動すること。
[Windows3.1、95、98、Machintosh、Unix (Linux)、等]
・ コンパクトなモジュールを作成でき、ネットワーク上で配送できること。
・ 高度なセキュリティを持つこと。
・ アプレットとしてホームページ上で容易に稼動すること。
などがあげられる。
しかしセキュリティのため、インターネット上のアプレットで、データベースを利用した業務用アプリケーションを構築するためには、まだまだ越えなければいけない壁が幾つもある。これらは関係者によって研究が続けられ、またデータベースシステムを提供しているメーカーもJAVA言語への対応を急いでいるため、数年内には解決されるであろう。
実際既に、JAVAを利用して業務アプリケーションの構築を始めている企業も幾つか存在する。JAVAアプレットでアプリケーションを開発すれば、地球上の全世界のインターネット・ブラウザが専用端末になるわけである。世界中に支店が散らばった様な企業にとってはまさにうってつけであろう。しかし、同時にセキュリティの問題を回避することは容易でない。
(2) データベース維持管理
1) パフォーマンス管理
1] データベースの最適化
データの更新処理(追加・変更・削除)により、データの物理的な並び順の変化や、不要な空きスペースの発生などにより、パフォーマンスの低下が発生する。
これらの状況を改善するためにデータベースの再編成を実施する必要がある。再編成を行うことにより、データの物理的な並びや不要な空きスペースが最適化される。再編成は、各データベースの更新頻度を基準にして定期的に行うことが望ましい。(更新頻度の高いデータベースほど頻繁に再編成を行う必要がある)
2] パフォーマンスの管理
データの更新によるパフォーマンス低下以外にも、様々な要因によりパフォーマンスの低下が発生する。以下に例をあげる
・ データ件数の増加
データ件数の増加に伴い、レスポンスが悪化する。
(開発・テストの段階では問題なく稼動しながら、いざ本番で運用すると極度にレスポンスが悪化するなどのケースを少なからず耳にする。)