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・ 主要領域に絞るとしても、情報収集の対象範囲が広くなるため、情報の更新頻度によっては大きな負担となる可能性がある。各業種などの代表企業に対し、情報収集・記事作成作業等の協力依頼を検討することが考えられる。

 

(3) 副資材・工具・安全衛生保護具等の価格製品情報

1] サービスメニューと情報ニーズについて

1) 情報ニーズ

・ 所属企業の自己調達品としては、安全衛生保護具(安全帽、安全靴、保護メガネ、防塵マスク、フィルター、耳栓、安全ベルト、溶接手袋など)、副資材・消耗品(ウエス、サンドペーパー、溶接棒など)、工具(グラインダー、サンダー、ドリル、ワイヤーブラシ、刷毛、エアレスなど)、その他(軍手、タオルなど)があるが、アンケート調査によると、特に安全衛生保護具の利用比率が高くなっている。

・ ヒアリング調査では、「副資材・工具・安全衛生保護具」について、比較検討材料としての価格・機能評価情報や代替品情報の必要性が確認された。また、実施・導入に当たっては様々な障害が予想されるものの、共同購入・料金割引の実現に対する期待感も非常に大きい。

 

【「副資材・工具・安全衛生保護具」に関する情報ニーズ(平成10年度ヒアリング調査より)】

会員組合の意見・要望

・ 組合共同購入を実施している場合もあれば、個別企業ごとの購入のみの場合もある。

品目によっても異なる。急な小口注文に対応するため、組合が多少の在庫を抱えるところもある。

・ 安全衛生保護具は、労働省認定製品でなければならないので、メーカーが限定され、価格や機能の妥当性が評価できない。特定品目について、代替品の比較検討ができるような情報提供をしてはどうか。

・ 価格を比較できることは良いかもしれない。組合内には副資材を扱う卸・小売会社があり、どんなものでも1品から配達サービスを行っている。全国の加盟組合・所属企業で協力して共同購入するというのは現実的ではない。

・ 共同による一括購入には興味がある。共同購入が出来れば安くなるなどメリットが大きい。

・ 価格には地域差があるはずなので参考になる。また、ホームページの実際の中身は、(自社製品の宣伝になるのだから)メーカーや商事会社に作らせれば良い。安くて耐久性があるということがわかれば、インターネットを利用しても購入するだろう。

・ 長年の付き合いで取引きしている場合も多いと思うが、商品や価格についての情報は役に立つだろう。

・ 現在の納入業者が付き合いの長さや取引条件によって、様々な便宜を図っているので、「共同購入」は難しい。

・ 取引は長年の付き合いに基づいて実施されている。組合内でさえ、共同購入を簡単には行えない。

 

 

 

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