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5] 今後有望な事業多角化の事業テーマ

今後、造船業で培ってきた技術を活かしながら取り組むべき事業テーマとしては、「海洋レジャー・レクリエーションに関する事業」「海洋空間の開発に関する事業(海洋港湾土木を含む)」「陸上構造物の建設・製造に関する事業」がそれぞれ多く挙げられている。

 

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(6) 中小造船業の基盤強化の状況

今回のアンケート調査に基づき、中国地区の中小造船業における「コストダウン」及び「人材の確保・育成・活用」の取り組み状況・今後の意向等について分析を行った。

(コストダウンについて)

1] コストダウンに関する取り組み状況、今後の意向

間接部門の経費削減、在庫の削減・回転率の向上、生産工程の合理化などの自助努力のほか、舶用機器価格や資材価格、外注単価の引き下げの要求などが主なコストダウン項目となっている。一方、舶用機器の標準化の促進や設計・工作における標準化などは相対的に取り組み状況はあまり活発でないが、肯定的な意向は比較的多い。

 

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