R曲げ以外には、すべて曲型、またはこれに代わる曲げ情報が必要で、部材に曲げ記号がマーキンされているだけなら、別途に曲型があることを意味する。その意味でR曲げ以外を型曲げと呼んでいる。非標準の特殊Rでの曲げは、型作成を要し、治具曲げにもならないから「型曲げ」の範囲と把らえたい。
曲りの変化点をR上りという。円弧が終わって直線に移る点、Rの異なる円弧が1点で接して他に移るときのその接点、タブシル(自由曲線)が接線に移る位置、円弧がタブシルに変わる位置、すべてがR上りである。性質の異なるタブシル間でも、この意味のR上りはある理屈であるが、位置が決められなければ、R上りはないとしていい。