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(2) 試験燃料

本試験では、燃料性状が、ディーゼル機関の排出NOx値に与える影響を調べるため、セタン指数36〜58のA重油である燃料A、B、C、Dおよびセタン指数56の軽油である燃料Eの5種類を用いて運転計測を行った。セタン指数49の燃料Cは、コージェネ機関で用いられている標準的な燃料に相当する。

 

表1 単気筒機関で使用した燃料の性状分析結果

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3. 研究結果

3.1 発電機関におけるNOx値の追跡調査と解析結果

(1) 燃料性状の分析結果

コージェネ機関のNOx計測時に採取した燃料性状の推移を図2に示す。

セタン指数は、約45〜50、窒素分(N分)は、0.01〜0.02mass%の間で推移しており、サンプルを行った半年間において、性状は比較的安定している。

 

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図2 コージェネ機関 サンプル燃料の分析結果

 

 

 

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