なおTOC、COD-Mnおよびn-ヘキサン抽出分析はサンプル静置後の水相に対して行った。分析の結果、ビルジ排水は採取位置によりその性状が大きく異なっており、サンプル1-3,4については池水分離機で困難とされている乳化状のものであり、TOCは1000ppm以上と高い値を示した。
(2)実験条件
反応管の腐食を避けるため、処理原水は上記サンプルの水相に予めNaOH溶液を適量加え、TOC濃度が所定の値になるように蒸留水で希釈調整した。実験条件を表4に示す。(*:原水量が少量のため実験点数確保のため希釈した)