5. 港湾・海上輸送・河川水運部門
ペルーの港湾ないし港湾区域は商業港/区域、漁港/区域及び軍港/区域に大別される。
また海港(MARITIMO)、河川港(FLUVIALES)、湖港(LACUSTRES)の区別もある。
商業港は公共港湾と企業が運用する専用港湾に区分され、1995年で公共港湾は16港であるが、実際に稼働状態にあるのは14港で、専用港湾は6港、の計21港であるが、その他オイル・バース荷扱い専用港(施設)4港を加え合計26の港湾施設がある。(図-8参照)
(1) 公共港湾は、港湾公社(ENAPU)が管理運営しており次のように、施設設備に応じて区分されている。
A) 大港湾・・・・・・大型船直接接岸可能港
A-1 海港
1級港湾:カヤオ港(Callao)
2級港湾:サラペリ港(Salaverry) チンボテ港(Chimbote) ジェネラル・サン・マルティン港(General San Martin) マラタニ港(Matarani)
3級港湾:パイタ港(Paita) イロ港(Iro)
A-2 河川港
3級港湾:イキトス港(Iquitos)
B) 小港湾・・・・・・艀取り港
B-1 海港
4級港湾:エテン港(Eten)* パカスマヨ港(Pacasmayo)* チカマ港(Chicama) スペ港(Supe) ワチョ港(Huacho)
B-2 河川港
4級港湾:ユリアマグアス港(Yurimaguas) プカルパ港(Pucallpa) マルドーナ港(Maldonado)
以上であるが、*印の2港については、コスト高のため貨物を近辺の港ヘシフトしている。
その為実質上港湾機能を停止している。