(2) 経済
アジア通貨危機以後豊富な外貨準備高と僅少な対外債務を背景に比較的堅調に推移してきたが、とりわけアジア新興開発途上国の消費低迷による台湾からの輸出減の影響を受け、内包していたバブル化していた金融が破綻するなど不安材料が発出しつつある。ADBの経済予測では、98年5.0%、99年5.2%のプラス成長率を維持する見込み。
(3) 貿易 出所:JETRO
97年規模:
輸出122,074百万ドル 電子機器、情報機器、基本金属、機械、輸送機器等
(対日本の97輸入12,562百万ドル 10.3%)
輸入114,434百万ドル 電子機器、機械、化学品、精密機械、楽器
(対日本の97輸出27,681百万ドル 24.2%)
第2節 台湾海運指標と海事行政組織
1. 台湾海運の指標
1.外航海運:
(1) 外航海運政策:
自国貿易に見合う海運育成。
一般的に見て海運制度にとらわれない海運自由市場原則
(2) 台湾の外航海運の特徴:
盟外活動などを中心に世界的海運展開
(3) 台湾の外航諸港:
基隆(Keelung)高雄(Kaohsiung)花蓮(Hwalien)台中(Taichung)蘇澳(Suao)など
97年入出港船舶総計64,773隻9億6219万トン
輸出入貨物扱い量

(4) 台湾の外航海上輸送貨物:

(5) 台湾の内・外航商船隊:
内航船隊を含む301隻5,931,403GRT/9,148,828DWT
(6) 台湾の内・外航海運船社:
陽明海運公司(1996年に民営化:Yang Min Marine Transport Co.)及び台湾航業公司(現在も国営:Taiwan Navigation Co.)に加え、民営で発足した長榮海運:Evergreen Marine Co.の3社。