第7章 調査対象4カ国の主要内・外航船社
第1節 インドネシア
1. インドネシア外航6社体制
外航6社体制(National Lines*2社):Djakarta Lloyd*(政府系)、Gesuri Lloyd(華僑系)、Samudra Indonesia(スダルポグループ)、Trikora Lloyd(ブデアルジョグループ)、Admiral Lines*(海軍系)及びKarana Line(ボブハッサングループ)。
民間海運船社は育ちつつある。(注:*は国営海運企業)
2. インドネシア内航船社:
5,000社に及ぶ多数。主要島嶼間の内航同盟再編成でeliminateを必要とされる。
第2節 マレーシアの外航(主要3社)内航船主体制:(内・外航区別無し)
1. MISC:Malaysia International Shipping Corp. BHD
3社買収前 70隻 259万4,465重量トン
3社買収後 (98/12月末)海運3部門(139隻330万重量トン)の総合経営船社展開
(1) 最大手国営船社として発足:現在、石油産業会社(国営) PETRONASとの株の持ち合いの形態に変化しているが実質国営資本の形態とみられる。
(2) PNSL BHD:Perbadanan National Shipping Line BHD(マハティール首相の子息が関係)及びPNSL LTDの2社を今年上期に買収。PTSB(ペトロナスタンカー)をも今般買収(追加船腹50隻約160万重量トン)。98/12/14海事新聞
(3) この海運3社の買収手続きは98年12月に完了。実質MISCはペトロナス傘下で海運3部門(139隻330万重量トン)の総合経営を行うこととなった。
(4) 海運・商社に対する自国船積み誘導のincentiveもあり強力。
2. GMVB:Global Maritime Ventures BHD 12隻 70,568重量トン
3. Halim Mazmin:5隻 198,000重量トン
4. Nepline BHD:8隻 318,417重量トン
5. Wawasan Shipping:20隻 847,316重量トン
(Malaysian Maritime Source Book)