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輸入は、総額で11.9%減と11カ月連続の減少。国際市況の下落で原油・粗油が同40.6%の大幅減となったほか、アルミ・同合金も42.2%減。内需低迷を映し、アジアからの衣類・同付属品などの輸入も減少。

これらの状況(金額ベースの落ち込み)を加味すると、今回の調査対象ASEAN三カ国、即ち、インドネシア、マレーシア、タイの諸国の輸出入海上貿易の落ち込みは輸出で10%程度の落ち込みで、輸入は30%弱の落ち込みで推移していると見ることができる。台湾に関しては、我が国と同じような推移にあると見られよう。

 

Table I.2-4 2.(1) 98年11月期の日本の貿易

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(3) 先進国について、もう一つの貿易傾向参考例:「独の東南アジア輸出急減」('98/11/27日経朝刊9面)独連邦統計庁26日発表:前年同月比8月の独の輸出

ASEAN加盟国向け33.5%減、ロシア向け17.6%減、日本向け7.7%減、中国向けが32.1%増と好調、景気が順調に拡大を続けている米国向け16.7%の伸び、EU加盟国向け2%増と堅調に推移。

 

 

 

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