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2. ヒヤリング事項

2.1 ヒヤリングの目的

・業務内容の把握

・各作業を行う時に必要な情報の把握

・作業を実際行う人(部門)と責任の所在の把握

・責任者が意思決定を行う際に必要な情報の把握

・データベース化する時に必要なデータ項目の把握

・現状業務の課題の把握

以上のことを十分に把握および分析を行うことにより、作業船運行管理システムに持たせる機能要件に反映させる。

2.2 ヒヤリングの概要

(1) 業務内容および流れ

「業務フロー図」を参照しながら、主に工事受注後の業務の内容および流れについて確認する。

・作業項目

・組織名

・業務の流れ(各作業項目のつながり)

・実際に作業を行っている人

・作業の責任者

・責任者の判断材料(必要な情報)

(2) 情報の流れと取り扱いについて

作業と情報をまとめた表を参照して、情報の流れと取り扱いについて確認する。

・情報項目

・情報の発生元

・情報使用場所

・情報保存方法

・情報保持期間

・情報伝達手段、緊急度、入力場所、頻度等

(3) 主要な帳票について(実行予算、施工計画、作業日報、資材等在庫管理簿、出来高管理簿、実施清算書等)

・帳票の内容(記入項目、記入者、記入時間等)

・取り扱い(保管方法、伝達方法等)

※できましたら主要帳票については、サンプルをいただきたく存じます。

(4) 現状の問題点

・書類の重複(現場、支店、本社)、保管場所、書類を探す手間

・連絡方法(Tel、FAX等の連絡による情報量不足および時間ロス)

(5) その他

・管理の重要ポイント(日々の原価管理、配船の効率化等)

・突発的な状況の変化の対応(悪天候時、作業船故障時等)

・入力形態(入力端末は持ち運べた方が良いor固定で良い等)

 

 

 

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