もうひとつの課題はデータ通信速度(2400bps)である。これはイリジウムも、他のサービスも同じである。当面は海外で活動するビジネスマンや通信設備が整っていない地域の工事現場、災害対策、小型レジャー船舶などでの通話や、テキストベースでの電子メールなどでの利用拡大が考えられる。
すでに打ち上げられている衛星の規格があるので、9600bpsや32Kbpsの通信速度になるのは数世代後の衛星が打ち上がってからのことになるが、技術面は加速度的に発展しているので、これらの課題は近年に解決されると考えられる。
【参考文献】
1] 船陸間通信手段のホームページ
http://netpassport-wc.netpassport.or.jp/~wshintam/com/index.htm
2] 高橋宏直、吉村藤謙、重松文治、石川義秀
「データコミュニケーションによる海上工事施工管理システム構築」
第23回土木情報シンポジウム論文集、1998
3] KDDのホームページ
http://www.kdd.co.jp/service/inmar/exp/gemaral.html
4] 月刊ASCII No.249 1998年3月号「インターネット膝栗毛」
5] 月刊ASCII No.250 1998年4月号「インターネット イン ザ スカイ」