(ディジタル通信モード・64kbpsの1度数(10円)の通信時間)
INSネット64は、通信用Bチャネル(64Kbps)2本と、制御用のDチャネル(16Kbps)を1本という3本の独立した情報チャネルを持っている。Bチャネルは、主には通話モード、ディジタル通信モード(回線交換サービス)が選択できる。1回線にBチャネルが2本あることから、1本のBチャネルで電話をかけながら(通話モード)、同時にもう1本のBチャネルで64Kbpsのデータ通信を行う(デジタル通信モード)ことができる。しかも、毎月の回線使用料は、電話回線の2本以下と経済的になっている。(INSネット1500は一本の契約で、電話23回線分が使用できる)
回線交換サービスは、普通の電話と同じように回線が相手とつながっている時間(同一市内であれば3分10円)に応じて料金がカウントされるので、回線の使用時間が比較的短い場合、同じ速度の専用回線サービス(ハイスーパーデジタル64Kbps)よりも経済的である。また、電話網と同じように網(ネットワーク)を構築しており、特定の2点間に限定されず、電話番号によっていろいろな相手と通話することができる。このため、全国各地に点在する営業所や支店といった拠点間でのN対N通信には最適の通信手段ということができる。