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2.2 情報システムに求められる機能イメージ

ここでは、作業船運行管理情報システムに求められる機能イメージを、前節で抽出した工事情報、運行配船計画、運行管理、安全管理の各事業分野ごとにまとめた。

 

2.2.1 工事情報

ここでは、工事情報に関するシステム化の目的、機能イメージ、想定される効果を下記に示す。

 

(1) システム化の目的

当年度の工事発注予定情報、および前年度の工事実績情報等を迅速かつ的確に把握し、それをもとに最適な年間受注計画の策定を目的とする。

 

(2) 機能イメージ

1] 発注予定情報の登録と検索

営業部門が取得した各省庁・公共団体からの発注予定工事情報を集約し、発注機関ごとに登録を行い、情報の共有化を行う。また、登録された発注予定工事情報の一覧表示、および任意の項目での検索を行い、情報収集の効率化、迅速化を図る。

(関連部署)営業部門

(関連情報項目)発注者名、件名、場所、発注時期、工期、工種、工事規模、工事内容等

 

2] 工事実績情報の登録と検索

工事実績情報の登録を行い、情報の共有化を行う。また、登録された工事実績の一覧表示、および任意の項目での検索を行い、情報収集の効率化、迅速化を図る。

(関連部署)営業部門、工事部門

(関連情報項目)発注者名、工期、受注金額、工種、工法等

 

(3) 想定される効果

・全国レベルで情報の共有化を行う事により、関係者が必要な時に、必要な最新の情報を迅速に参照できる。

・任意の項目で検索を行う事により、必要な情報をすぐに引き出せる。

・情報の電子化、一元化を行う事により、紙ベースでの書類数軽減による保管場所確保等の問題、複数部署による同一書類保管の問題が解消される。

 

 

 

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