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3. 重慶・成都

 

重慶・成都は長江上流部の拠点であり、重化学工業の拠点である。特に重慶は日本の自動車、二輪車メーカーの進出先であり、97年中央政府の直轄市となり内陸開発上の重要拠点となっている。

重慶は、長江水運も利用可能である。

 

1] 自動車輸送(ケース1. 高速道路と一般道路の併用)

重慶・成都は、現在のところ高速道路でメインポートと直結していないが、上海から武漢までの道路インフラが比較的整備されてきたため、上海経由の自動車輸送が想定できるようになってきている。

この場合、武漢まではボルボ等の11トン超の大型車両で輸送し、国産の8トン車等に積み替える方式が多く採用されている。

所要時間としては5日から8日程度が想定される(4日で可能とする自動車輸送業者もある)。

 

図表5-10. 重慶・成都への自動車輸送イメージ

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