2] 水運(バージ輸送)
長江を利用したバージ輸送も想定される。この場合、南京あるいは上海(ほとんどは上海)で積み替えられてバージで輸送される。
所要時間は中国船社の公表するスケジュールでは、4日であるが、7〜10日程度を想定せざるを得ず、所要時間が長く、かつ所要時間の「幅」もあるため、鉄鋼等のバルク貨物以外のケースで日系荷主企業が使用するケースは少ない。
武漢への輸送は上海等でバージヘの積み替えが必要であるが、長江内陸水運会社のサービスは、基本的にはCommon Serviceと呼ばれ、貨物を受託し本船の輸送量に達したら出港するといった形式が多く採られており、スケジュールに従い、同一本船が同一ルートを航行している状況にないのが普通である。
しかし、日系船会社がアンダーで使用している船会社の場合、武漢行は日本からの本船のスケジュールにあわせ、使用本船を固定し長江往復に利用している例もある。