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閉会挨拶
海洋科学技術センター理事
千々谷真人
(座長)これで2日間に亘りましたOD21Forum'99「深海地球ドリリング計画フォーラム」を終わりたいと思いますが、この閉会に当たりまして、海洋科学技術センターの企画担当理事であります、千々谷からご挨拶を申し上げたいと思います。
(千々谷 理事)
「深海地球ドリリング計画フォーラム'99」の、閉会に当たりご挨拶申しあげます。
我が国の研究者とJAMSTECが、OD21を提唱して10年近くになります。本計画は日本がライザー方式の海洋掘削船を建造し、これを世界のScientistと共同して運航し、21世紀の地球科学の進展に寄与すると言うものでございます。本計画の中心になります地球深部探査船に付きまして、政府はその建造をこの程決定致しました。国際的な枠組みと致しましては、現在のODPを発展させOD21と合体したIODP(Integrated Ocean Drilling program)と言った新しい国際的な枠組みが、現在構築されようとしています。
本フォーラムは、ドリリングのみならず、広く色々な分野の地球科学の専門家にご参集頂き、議論を深め、その中でOD21の理解を広く得て頂くことを目的に開催致しました、主催者として自画自賛ではございますがこの初期の目的を達成出来たのではないかと考えております。また、本フォーラムの開催に当たりましては、こちらにございます4機関のご後援を頂きました、この場を借りて御礼申し上げます。
地球深部探査船につきましては、いわば現在受胎告知を受けた段階でございまして、目鼻立ちが付き、オギャアと産まれるのは、即ち船の場合ですから進水と言う事になりますが、ほぼ2年くらい、早くて来年かなと考えております。
最後に、ご出席の皆様方にこの船に相応しい名前を、それ迄に考えて於いて頂きたいと言う事をお願い致しまして閉会の挨拶と致します。有り難うございました。