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パネル4.5.6説明

パネル4の説明

●農業に関する汚染物質は、農薬・化学肥料由来で、適量以上に使用された場合に問題となることがあります。最近の農業は、大規模で集約的なものになってきたり、省力化のため、農薬・化学肥料に依存しがちです。

分解されない農薬や余剰の化学肥料は、河川や地下水に流れ込み、やがて、海洋の汚染物質となります。農薬の一部には、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)である疑いが出ており、また、化学肥料の主成分である窒素やリンは、河川・湖沼・海域での富栄養化の原因となり、水質の悪化、生物の異常発生などの問題を引き起こす場合があります。

 

パネル5の説明

●畜産からの汚染物質は、家畜糞尿を適切に処理しない場合に問題となることがあります。家畜の糞尿は、畑地に散布して、肥料として有効利用できます。牛などの大型家畜の糞尿量は、人間などと比べて大量で、これが1箇所で多数頭飼育されると、その糞尿の処理システムが必要となります。

糞尿処理システムは、適正な貯蔵・流通・消費(畑地への散布)が必要であり、これらがうまくかみ合わない場合には、河川や地下水の汚染源となります。

これ以外に、河川や地下水を汚染させないために、牧場での飼育方法などに気をつけなければいけない点が、色々とあります。

 

パネル6の説明

●工場では、大量の工業用水を使用して、製品を製造しています。使用後の水は、汚染されている場合が多く、また、煙突からでるガスにも汚染物質が含まれています。

しかし、大きな工場では、排水を浄化する施設や再利用する施設が普及しており、かつてほど大きな問題では、無くなってきています。小さな工場では、このような設備と技術に費用がかかるために、十分な対応ができないことが多いのです。

また、最近の工場では、増々多様な化学物質が取り扱われており、重金属(カドミウム、水銀、鉛)や有機化含物(ベンゼン、フェノールなど)など、海洋汚染で問題となる物質が排出されることがあります。最近問題となっているダイオキシンの構造式は、かつて問題となり、現在使用禁止となっているPCBの構造式と大変似ています。

 

 

 

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