4-2. かけまわし漁法 80トン型
動作分析の結果、人員配置、レイアウト解析の結果を踏まえて、漁ろう工程毎に項目、手順、注意点を明記した作業標準を作成した。
作成にあたっては、動作分析の結果、レイアウト解析の結果を踏まえて、さらに、漁業経験者により内容の点検を行った。
しかし、漁法は操業形態、漁業会社、船毎に異なっているために、全ての船舶にあてはまる作業標準ではないが、項目によっては沖合底びき網漁業全般に通じるものもあり、この中から自船に適合する部分を抽出して、自船独自の作業標準を作成し活用することを願う。
・かけまわし漁法 80トン型沖合底びき網漁船は、単船操業で、基地から出港して入港までの所要日数や時間は、地域、漁場、気象海象及び漁獲量等によって異なっている。
・日帰り操業を行っているところでは、午前2〜3時頃出港し、1時間から5時間航行して漁場へ向かう。漁場に到着した後、探索を行い約8回網入れを行い、午後6時〜7時頃港に戻ってくる。漁場は前浜(地元沖合)である。


