3. 人員レイアウト表
沖合底びき網漁業を工程順に人員のレイアウトを表したものが次ページからのレイアウト表である。
沖合底びき網作業は漁ろう長の指揮、監督の下に行なわれており、人員配置表を製作するにあたり、「2.操業時人員配置表」で説明したとおり、総指揮としては漁ろう長のみで、操船をする船長、機械の操作と現場での指導者として甲板長を配置し、その他の者は単に甲板員として表示した。
人員の表示方法は漁ろう長は◎、船長は○、甲板長は◆、その他の部員、職員は役職により特定の作業につかないので●で示した。
(125トン型の場合は、機関長は原則的に機関当直を行っていた。)
解析事例
かけまわし漁法
・125トン型1隻 図1-1〜1-9
船籍港 北海道稚内市 乗組員18名 操業海域 羽幌沖 日帰り操業
・80トン型1隻 図2-1〜2-9
船籍港 青森県八戸市 乗組員8名 操業海域 尻屋崎沖 日帰り操業
オッタートロール漁法
・125トン型1隻 図3-1〜3-8
船籍港 北海道稚内市 乗組員16名 操業海域 稚内沖 日帰り操業

図1-1 航海中・魚群探索中(かけまわし 125トン型)

図1-2 操業? 樽落とし(かけまわし 125トン型)