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2-2. 操業時の人員配置

 沖合底びき網漁船の漁ろう作業の工程順に人員の配置を表した。
 沖合底びき網漁業の操業行程は漁ろう長が絶え間なく全ての指示を出す場合と、漁ろう長が作業の切り替えタイミングだけを指示し、あとは現場で熟練船員(補佐役)が指示する場合がある。
 それ以外の指示としては、漁ろう機器を操作する甲板長等の熟練船員が細かい指示や、未熟練船員に対して指導を行う場合があるが常に行われているとはいえない。
 そのために、人員配置表を作成するに当たり、総指揮としては漁ろう長のみで、操船をする船長、機械の操作と現場での指導者として甲板長などを機器操作者を配置している。
 また、工程毎の実際の配置は、漁ろう長をはじめ各作業員に至るまであらかじめ配置が決まっており、役付船員から配置に対する指示はほとんどなく、作業が開始されると同時に各人が速やかに自らの配置場所についた。

 

2-2-1. かけまわし漁法 125トン型


 

 

 

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