(3)造船事情
現在、スーダンには鋼造船の建造可能な造船所はない。
ポートスーダン港内には、船舶の小修理を行う造船所があり、500DWTまでの船の上架可能なスリップ・ウェーの設備がある。
(4)漁業事情
スーダンにおける漁業は、ナイル川をはじめ多数の支流で行う河川漁業が主体である。
海洋漁業は、紅海に面した沿岸一帯が水産資源に恵まれているにも係らず、発展していない。
なお、スーダンの漁獲量は、年々増加の傾向にある。
スーダン政府は、水産資源の豊富な紅海およびインド洋の漁業開発を図るため、旧来の漁労方式の近代化、鋼造漁船の増強に意欲を示しているが、その具体的方策は未だ決定していない。
現在、スーダンには100G/T以上の鋼造漁船はなく、5〜6トン前後の小型船が若干あるのみで、漁船の多くは木造船である。
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