3.港湾施設
富山県沿岸域には多くの港があり、各港それぞれの地域で重要な役割をはたしている。
(1)富山県の港
<伏木富山港・伏木地区>
一級河川小矢部川の河口港として古くから発達した港であり、背後には石油配分基地等の工業地帯を形成している。
1万5千トン級4隻、1万トン級2隻の大型船舶が係留でき、上屋、荷役機械などの施設が整っており、非鉄金属、木材などの外貿貨物を取扱っている。また、平成9年6月に外港用地の一部が完成するとともに、引き続き建設を進めている。
<伏木富山港・新湊地区>
新産業都市の中核をなす臨時工業地帯建設計画の基幹的流通拠点として昭和43年4月に開港した堀込港湾である。日本海沿岸岸有数の5万トン級岸壁をはじめ、大型船9隻の係留可能なふ頭、コンテナ専用クレーンなどの施設が整っており、現在水深14mの多目的国際ターミナルを建設中である。また、岸壁背後には広い野積場と貯木場・大型荷役機械を装備し、伏木富山港の中核的役割を果たしている。
<伏木富山港・富山地区>
一級河川神通川の河口に発達した港であるが、大正中期の改良工事により河道と隔絶して整備された工業港である。25万トン級タンカー1隻、1万5千トン級4隻、1万トン級1隻の大型船を係留でき、上屋、貯木場、荷役機械などの施設が整っており、日本海沿岸との内貿コンテナをはじめ、原油、原木などの外貿貨物を取り扱っている。
<魚津港>
富山港の東部海岸のほぼ中央に位置し、北地区と南地区から構成されており・生活物資の流通基地、漁港振興拠点として利用されている。
【資料】 「富山県の港湾」 富山県土木部港湾課 平成9年
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