3.5 ベスト10集計
ここでは、日本全国、寄港数の多かった上位5つのゾーン(T-TokyoBay、T-IseBay、T-OsakaBay、T-Setonaikai、N-N.Kyusyu)、及び主要21港に寄港した船舶の船種及び船籍の上位10位までを集計し、グラフ化し25ページ以降に示す。
3.5.1 ゾーン別のベスト10集計
(1) 船種/船型
｢General cargo〔雑貨船〕｣は、｢3,000〜9,999ﾄﾝ｣が約50％、｢1,000〜2,999ﾄﾝ｣が30〜40％で、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向である。
｢C.C.(Container Carrier)〔コンテナ船〕｣は、全国集計、T-TokyoBay、T-IseBay、及びT-OsakaBayでは、｢3,000〜9,999ﾄﾝ｣、｢10,000〜29,999ﾄﾝ｣及び｢30,000〜99,999ﾄﾝ｣が各々約30％であるが、T-Setonaikai及びN-N.Kyusyuでは｢3,000〜9,999ﾄﾝ｣が50％強を占めている。
｢Bulk〔ばら積貨物船〕｣は、｢10,000〜29,999ﾄﾝ｣に集中しており、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向で50％強もしくはそれ以上を占めており、特にT-OsakaBayでは約80％を占めている。
｢Tank〔タンカー〕｣は、｢1,000〜2,999ﾄﾝ｣から｢10万ﾄﾝ以上｣の船型階級に分散しているが、T-OsakaBayでは｢3,000〜9,999ﾄﾝ｣が50％弱、T-IseBayでは｢10万ﾄﾝ以上｣が30％弱、T-Setonaikaiでは｢10,000〜29,999ﾄﾝ｣が30％弱となっており、ゾーンにより集中する船型が異なる。
｢Vehicle〔自動車運搬船〕｣は、｢30,000〜99,999ﾄﾝ｣と｢10,000〜29,999ﾄﾝ｣で約90％で、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向である。
(2) 船籍/船齢
Panama籍船は、船齢｢1〜9｣年が約60％、船齢｢10〜19｣年が30〜40％で、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向である。
日本籍船は、船齢｢1〜9｣年と｢10〜19｣年で80〜90％を占めており、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向である。
South Korea籍船は、船齢｢1〜9｣年、｢10〜19｣年及び｢20〜29｣年に分散しているが、T-TokyoBayでは船齢｢1〜9｣年が約60％で平均船齢も全国集計より特に低く、T-IseBayでは船齢｢1〜9｣年が約50％、T-OsakaBayでは船齢｢10〜19｣年が約50％、N-N.Kyusyuでは船齢｢20〜29｣年が約50％で平均船齢も全国集計より特に高い。
China籍船は、船齢｢1〜9｣年と｢10〜19｣年で80〜90％で、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向である、N-N.Kyusyuでは船齢｢10〜19｣年に特に集中して約60％を占めている。
Liberia籍船は、船齢｢1〜9｣年と｢10〜19｣年が各々40〜50％で、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向である。
Russia籍船は、全国集計ではベスト10に入っているが、上位５ゾーンではベスト10に含まれていない。他の船籍船と異なり船齢｢20〜29｣年が約40％と比率が大きく、平均船齢も約22年と特に高い。
(3) 船種/船齢
｢General cargo〔雑貨船〕｣は、船齢｢1〜9｣年と｢10〜19｣年で約80％を占めており、全国集計、上位５ゾーンともに同様の傾向である。
｢C.C.(Container Carrier)〔コンテナ船〕｣は、船齢｢1〜9｣年の比率が大きく、全国集計で50％強、T-TokyoBayで60％強、T-IseBayで60％弱、T-OsakaBayで50％弱、T-Setonaikai及びN-N.Kyusyuでは約40％を占めている。T-Setonaikaiでは船齢｢20〜29｣年も比率が大きく30％強を占めている。
｢Bulk〔ばら積貨物船〕｣は、船齢｢1〜9｣年に集中しており、全国集計、上位５ゾーンともに約60％であり、船齢｢10〜19｣年を加えると約95％を占めている。
｢Tank〔タンカー〕｣は、船齢｢1〜9｣年の比率が大きく、全国集計、T-TokyoBay及び、T-IseBayで70％弱、T-OsakaBay、T-Setonaikaiで約60％、N-N.Kyusyuでは約50％を占めており、大部分がこの船齢と船齢｢10〜19｣年に含まれている。
｢Vehicle〔自動車運搬船〕｣は、船齢｢10〜19｣年の比率が大きく、全国集計、T-TokyoBay、T-IseBay及びT-Setonaikaiで60％強、T-OsakaBayで60％弱、N-N.Kyusyuでは約70％を占めており、船齢｢1〜9｣年を加えると約90％を占めている。
