日本財団 図書館


バラスト水管理計画

 

29 ICS専門家は,作業部会に対し,個々の船舶又は船舶クラス用について,個々のバラスト水管理計画策定責任を有することになる船舶所有者等を助力するためのバラスト水管理計画モデル策定のステータスについて通知した。
 当該計画は,フォローすべき手順及び保存すべき記録のアウトラインを明確にするものである。
 さらにまた,サンプリングポイント及びサンプル採集を可能とするタンクへのアクセスを明確にする,バラスト水サンプリングについての節も含むものである。

 

30 作業部会は,どのタンクに漲水バラスト水を漲水したか,また,どの場所で排出されたかの来歴を記載した,充実したかつ正確なバラスト水日誌保持の必要性を強調した。

 

31 部会長は,ICSに対し,上述第19〜22項で検討のコードへの付録となる,バラスト水管理計画モデルの各節を明確にすることを要請した。

 

教育及び注意喚起資料

 

32 作業部会は,時間的制約のため,本件についての詳細な検討を実施できなかった。
 作業部会は,米国提出のビデオテープを歓迎し,また,作業部会員のすべてに対し,まずは,船員及び寄港国当局職員のために準備したリーフレット及び他の資料を,次回作業部会において提出することを要請した。
 また,より広範な一般大衆に配布された情報も歓迎する
作業部会は, MEPC42及び43作業部会において,これらの情報を検討する。

 

バラスト水作業部会作業計画

 

33 作業部会は,1998〜2000年における作業計画の概要を作成した(MEPC41/WP.10)。
MEPC41は,MEPC42におけるさらなる検討・確認を条件に,本報告書annex 2に記載の作業計画に基本的に同意した。

 

MEPC措置

 

34 第41回MEPCは,同会期中開催のバラスト水作業部会の結果を反映している作業部会報告書の承認を求められた。

 

以 上

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION