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(4) 実験結果

? 浮遊物質

 図?.2−3には、浮遊物質の変化を示した。 なお、浮遊物質の分析結果は、巻末の資料;1.1に収録した。
 鹿島港の海水では、原水よりも電解槽を通した時の方が高い値を示しているものもあり、海水中粒子の多孔質炭素電極への付着・吸着は明瞭でない。
 一方、大阪南港の海水では、電解槽を通した時にいずれも減少しており、電極への付着・吸着があったことを表している。
 この理由は、大阪南港の海水に、電極の開孔径100μmよりも大きなサイズの粒子が比較的多く存在していたためと考えられる。
 また、電解槽を通した場合においては、両港湾の海水共に、滞留時間が短い(流速が早い)ほど付着・吸着する傾向がある。

 

 

図?.2−3  浮遊物質の変化

 

 

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