海難防止指導用ビデオが完成
日本海難防止協会
船舶海難では、プレジャーボート、遊漁船および漁船の3船種のみで海難全体の4分の3以上の多くを占めています。その中でも最近は特にプレジャーボート等(遊漁船を含む)の海難は、平成9年はついに漁船の海難を追い越して第1位となりました。
日本海難防止協会では、このような憂慮すべきプレジャーボートの海難増加にストップをかけるため、このたびビデオ「プレジャーボートの海難防止一海難ゼロヘの願い一」を作成しました。
このビデオは、プレジャーボート特有の海難形態を浮き彫りにし、また海難原因の分析とともに船舶の高速化などの海難の要因も分かりやすく解説し、それらを踏まえての海難防止の措置について具体的、かつていねいにビデオ映像や図を交えて説明しております。
また、海難の多い沿岸漁船、遊漁船、瀬渡船その他の比較的小型の船舶は、海難の形態、海難原因にプレジャーボートと共通のものが多いので、これらの船舶の海難防止対策として役立つ内容にしています。
このビデオは各地での海上安全巡回講習会で使用されますが、小型船に関係する団体、マリーナなどで会員への講習会で使用されても有益と思います。
問い合わせ先:(社)日本海難防止協会 企画部 電話:03-3502-2233
水路図誌の新刊・改版のお知らせ 海上保安庁水路部

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★船腹過剰など構造不況に苦しむわが国内航海運にとって近代化船の導入は妙薬となり得るであろうか。
★「この人と」によると人手不足の解消が内航船の近代化の第一の狙いとのこと。近代化に当たっては経済性の追求に偏らず安全面にも十分配慮して貰いたい。
★対馬丸の生還者が救命胴衣の着用を声を大にして訴えている。北海道での熱心なオレンジベスト着用運動が思い起こされる。とくに小型漁船やプレジャーボート関係のみなさんに救命胴衣の常時着用をお願いしたい。(村上)