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ここで確認のために、以下に調査ユニット全体としての計測精度について考察を行う。

計測条件:船舶航行速度:3knot

岸壁との距離:15m

水深:15m

とすると、各構成機器のスペック上の精度は以下の表の通りである。

 

[構成機器の精度]

048-1.gif

 

これらの要目表には動揺成分が入っていないため、システム全体としての精度については一概には言えないが、各項目の精度を掛け合わせてみると、測深計測精度は±3cm、写真計測による奥行き方向の精度が±2.8cmとなり、調査ユニットへの計測精度の要目を満たす。

今後、実験等を行いつつ、これらの精度をより要求に沿うように高めていく必要がある。

 

参考文献

「港湾施設・水域調査ユニット実用化の研究」平成9年度報告書

「よみがえる神戸港」運輸省第三港湾建設局震災復興建設部

「海洋調査機器の最新トレンド」(株)東陽テクニカ 平成10年度セミナー資料

「GPS/GLONASSを用いたRTK測位について」平成10年度 測量・設計システム展 フォーラム資料

「最近の水中観察技術」 (株)海洋工学研究所 伊藤氏 (作業船,No239)

 

 

 

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