4.4 実験内容
実験は、各供試模型に対して規則波中試験、不規則波中試験を実施した。減揺機構については減揺効果の比較をすることから、作動状態及び非作動状態の2つの状態についてそれぞれ実施した。減揺タンク上載タイプについては外力として風を与えた試験も実施した。計測は浮体運動を主体に浮体加速度、相対水位、係留力など計測した。
4.4.1 実験配置
実験は、図4.6に示す配置にて実施した。水深は0.667m(実機相当10m)とし、浮体の係留はバネ係留とした。係留バネは左右揺れの固有周期が波周期より十分に長くなるようにすることとし、約20sec(実機相当80sec)となるようにした。
浮体の波上側に送風機を設置し、風荷重作用時の試験に対応できるようにした。送風機はモータ回転数をインバータ制御し変動風を発生させた。