日本財団 図書館


●プロフィール

 

004-1.gif

指揮:渡邊一正

 

1966年東京生まれ。8才の時、尾高忠明指揮の東京交響楽団特別演奏会でハイドンのピアノコンチェルトを弾く。桐朋学園を経てドイツに留学。95年広島交響楽団正指揮者、96年3月東京フィル定期演奏会にデビューしストラヴィンスキー「春の祭典」、ラヴェルのピアノ協奏曲の弾き振りを披露。4月より東京フィルの指揮者に就任し、ピアノ、ヴァイオリン演奏にも精通する若手実力派のひとりである。

 

004-2.gif

ピアノ:伊藤京子

 

北九州市出身。東京芸術大学ピアノ科卒業。芸大在学中に第43回日本音楽コンクールで第3位入賞。77年ブゾーニ国際コンクールで第3位入賞82年フランクフルト音楽大学を卒業し、パリでペルル・ミューテル、弟子をとらないことで有名な女流ピアニストの大家、マルタ・アルゲリッチに師事。彼女特有の美しい音色と感受性の強い演奏は多くのファンを魅了し、各地に後援会も発足している。従来の演奏会形式にこだわらないトークを交えての暖かい雰囲気のリサイタルで人気が高い。演奏活動のかたわらアルゲリッチと共に別府コンベンションビューローの音楽顧問に就任、「別府アルゲリッチコンサート95」を開催し、新しい音楽文化創造への第一歩と内外から注目されている。

 

●東京フィルハーモニー交響楽団

東京フィルは、明治44(1911)年名古屋に生まれた音楽隊を母胎に、1938年12月中央交響楽団の名のもとに、東京を本拠地として結成され、1996年創立85周年を迎えた日本最古の輝かしい歴史と伝統を誇るオーケストラである。東京フィルの演奏活動は、年10回の定期演奏会をはじめとして、オペラ・コンチェルタンテ、特別演奏会等の自主公演、文化庁移動芸術祭などの地方公演、NHKを主とした放送演奏、オペラ・バレエ公演でのピット演奏、レコード録音などその活動範囲の多彩さは、わが国オーケストラの中にあってひときわ目だったものとなっている。

92年4月から常任指揮者にわが国で最も期待される音楽家・大野和士を迎えるなど、若手指揮者の成長する力をオーケストラの勢いに変えている。

95年から世界に誇るロシアの名匠ウラディミール・フェドセーエフが首席客演指揮者に就任し、指揮者陣も世界のメジャーオーケストラにふさわしい陣容を整え、いっそうの充実を期している。

 

004-3.gif

 

 

 

前ページ   目次へ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION