常陸宮殿下のお言葉
さわやかな晩秋のよき日を迎え、本日ここに財団法人日本顕彰会の平成十年度社会貢献者表彰式典に臨み、栄えある表彰を受けられた皆様にお会い出来たことを大変嬉しく思います。
皆さんはいずれもよりよい社会の建設と明るい日本の未来を開くために、国の内外において多年にわたり尽力された方で、その貴い行いは、世の人々の立派なかがみであり、頭の下がる思いがします。
なかでも、それぞれの立場や職務の上で、尊い一命を捧げられた方の立派な行いは、末永く語り伝えられることと思います。心からご冥福を祈ります。ご遺族の皆様のお気持ちはいかばかりかとお察しします。
本日表彰を受けられた皆様が、これからも一層御活躍されることを期待するとともに、われわれもまた、こうした方の立派な行いを生きた手本として、少しでも世のため、人のために尽くしたいものであります。