(ハ) 少壮吟士準候補のうち、一般審査で入選圏内に入り、特別審査で一定の基準以上の成績を収めたひとは少壮吟士候補として推薦される。また、特別審査で一定の基準以上の成績を収めることができなかった人は、三回目の全国大会入選とはならないが、次年度全国大会へ直接出場できる。
(3) このコンクールの全国大会は、財団本部が主催し、その運営は全国大会実行委員会が担当して次の審査要領によって実施する。
(イ) 審査委員は原則として本部役員と邦楽専門家によって構成され財団本部常任理事会で決定する。
(ロ) 出吟順は申込〆切後厳正公平な抽選で決定した「プログラム」順番通り行い、吟題はすでに発表された指定の絶句十五題のうちから選択する課題制とする。なお吟題決定の方法は、
a 封筒十五通を一組とし、この封筒の中に1]〜15]までの詩文六枚ずつを入れておく。
b 出吟者は次のように区分する。
1〜15、16〜30、31〜45、46〜60、61〜75、76〜90、91〜105、106〜120、121〜135、136〜150、151〜156
c 各区分のトップ出吟者が出吟前四十分(二十番後)になったとき抽選する。
d 出吟者は六枚の詩文に出吟番号、氏名、音階及び曲目を書き込み、吟題委員長に提出、吟題委員長は確認印を押し、一枚を司会、一枚を音響、一枚を詩文監査、二枚をアクセント審査委員に提出、一枚を出吟者に渡す。(出吟中この詩文を見て吟じてもよい)
e 吟題委員は別に出吟者詩文原簿を作成する。
f 吟題抽選順は各区分とも出場順の若いほうを先とする。
(ハ) 吟じ方は、まず司会者が出場者の番号・氏名・吟題・音階・曲目を紹介し、出場者は財団指定「吟剣詩舞道伴奏集」(以下「伴奏テープ」という)の前奏を確認して吟じ始める。(吟題は言わない)出吟前後の敬礼は省略する。
(ニ) 吟詠時間は吟じ始めてから二分以内に吟じ終るものとする。
(ホ) 次の場合は失格とする。