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平成8年度貨物地域流動調査(運輸省、1998)をもとに23地域別に表示。

 

図3.3-8 船舶により輸送された砂利・砂・石材の荷動き(1996年)

 

輸送距離は内航距離表((社)日本海運集会所編,1996)に掲載されている起算港別航海距離(離岸距離約20マイル以内を航行した場合の目安となる距離)を用いた。起算港は各地域において移出入輸送トン数が多い代表的な港とした。

船種区分は貨物船、油送船とした。貨物船の船型は大型貨物船(500総トン以上)と小型貨物船(500総トン未満)に区分することとした。図3.3-9には内航船舶輸送統計年報より作成した船型別輸送距離別の輸送トンキロ数を示した。図3.3-9にみられるように貨物船の場合、大型貨物船と小型貨物船において、輸送トンキロ数の分布に差は認められなかった。したがって貨物船についてはO-Dデータより得られた各品目の輸送トンキロ数を大型貨物船、小型船ともに同率で配分することとした。各船型の燃料消費率(l/トンキロ)は内航船舶輸送統計記載の大型鋼船、小型鋼船実測値をもとに設定した。

原油、石油製品を運ぶ油送船の輸送トンキロ数は、図3.3-9にみられるように船型、輸送距離により大きな差が認められる。そこで本調査では輸送距離250km未満の荷動きについては小型油送船(500総トン以上)、輸送距離250km以上の荷動きについては500総トン以上の油送船に輸送トンキロ数を配分することとした。さらに原油については全荷動きのうち輸送トンキロレベルで約74%が喜入港発着のものであり、

 

 

 

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