5.2 今後の課題
本年度の調査結果をうけて、来年度は、下記を実施する予定である。
(1) 先端技術開発成果の評価
我が国において研究開発が活発な研究分野について、各分野における注目すべき最近の成果を整理する。それぞれの開発成果の内容を個別に評価し、海洋技術分野にもたらす革新的な新技術のフィージビリティおよび応用方法について整理する。
(2) 海洋分野への新技術の活用に関する検討
海洋関連技術の利用者および開発主体に対して、現在重要視されている機器および要素技術の詳細とそれぞれが有する課題について調査する。これら技術的ニーズに対して適用が可能な新技術を体系的に整理し、具体的な開発手法について検討する。
(3) 海外における海洋技術開発の現地調査
海外における海洋技術開発の現状を実地に調査し、参考にすべき海外保有技術の現状と動向を明らかにする。
(4) 新しい海洋開発・利用技術確立に関する課題
海洋のもつ将来性と社会への寄与を明確にし、今後の技術開発計画策定に係る基礎資料に資するために、新しい海洋技術開発手法の確立に向けた技術開発の内容、意義および課題を整理する。
(5) とりまとめ
調査全体の取りまとめを行い、新たなプロジェクトの提言を行う。