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3.2.7 経済水域・資源採取の場としての海洋分野

 

(1) プロジェクトの抽出

表3.2-11に示すように、平成8年度における国の試験研究業務計画から、「経済水域・資源採取の場としての海洋」に関連した研究開発プロジェクトについて、各省庁別に代表的なプロジェクトを抽出した。なお、平成8年度予算額が100万円以下のものについては割愛した。石油公団のプロジェクトについては、「平成8年度石油開発技術センター年報」より抽出した。

 

(2) 省庁別にみたプロジェクトの動向

各省庁別に「経済水域・資源採取の場としての海洋」に関連した研究開発プロジェクトの動向をまとめた。表3.2-12に各省庁別プロジェクトの分類結果を示す。なお、表中には代表的なプロジェクト名のみを記した。表中の()内の数字は、経常研究まで含めた表3.2-11に記載された全てのプロジェクト数を表している。

 

1] 科学技術庁

海洋科学技術センターにより、規模は小さいが「鉱物資源」の「深層水」に関連したプロジェクトが2件実施されている。

 

2] 農林水産省

「水産資源」に関しては、水産庁が中心となり、個々の規模は小さいが極めて数多くのプロジェクトが実施されている。これらのプロジェクトの中では、「漁場」、「幼稚仔」等に属するものが特に多い。

 

3] 通商産業省

「海洋資源」の「深海底鉱物」に関連して、マンガン団塊について2件プロジェクトが実施されている。また、「メタンハイドレート」についても最近関心が高まってきており、3件プロジェクトが実施されている。一方「石油」に関しては、石油公団が中心となり、石油の探鉱から生産性向上に至るまで様々なプロジェクトが展開されている。

 

 

 

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