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IOR  Interoperable Object Reference

CORBA2.0で決めている、異なるORB間で境界を越えてオブジェクトリファレンスを運ぶ場合に使用することのできるオブジェクトリファレンスのデータ構造を言う。

 

KIF  Knowledge Interchange Format

Lispベースのコンピュータープログラム間で知識や情報を伝達するための表現形式。内容は単なるデータ表現にとどまらず、機能表現や関係表現、拘束条件等の記述が可能である。

 

KQML  Knowledge Query and Manipulation Language

米国国防総省の研究機関であるDARPAの知識共有プロジェクトの成果として開発されたエージェント間通信言語。複数のエージェントが協調するマルチエージェント環境を前提としている。

 

KSE  Knowledge-Sharing Effort

米国国防総省が中心となって推進している知識共有環境構築のための基礎技術開発プロジェクト。成果としてはKIP、KQMLなどがある。

 

Late Binding

CORBAオブジェクトにおいて、プログラムのコンパイル時にメソッドのコーリングインタフェース情報を決定せず、実行時のメソッドが呼ばれた時に初めてインタフェースを確立するのに必要な情報(マーシャリングと呼ばれる)をダイナミックに決定する。こうすることでユーザーの入力要求に柔軟に対応できるアプリケーションを組むことが可能となる。

 

Legacy Application

企業がこれまでに利用してきたアプリケーションプログラムのこと。ACIMアーキテクチャにおいては、ORBに基づく分散オブジェクト環境に適合しないアプリケーションを言う。メインフレーム時代からクライアントサーバシステムへ、更には3層構造システムへと、システムアーキテクチャが劇的に変わるたびに、それまでのアーキテクチャで利用していたプログラム、すなわちレガシーアプリケーションをどうするべきかが問題となっている。

 

ODB  Object Data Base

オブジェクト指向言語の複雑なメモリー上の構造表現をそのままハードディスクに格納できるデータベース機能。

 

 

 

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