(f) ブロックインタフェース
ブロッククラスのインスタンスのラッパーオブジェクトで、部材のブロックへの所属設定や管理物量算出などの処理を対象とする。
(g) 代表点インタフェース
代表点クラスのインスタンスのラッパーオブジェクトで、部品化した場合のVRMLによるモデルのサーフェス形状やワイヤフレーム形状取得などを対象とする。
(h) 有限基準面インタフェース
有限基準平面クラスのインスタンスのラッパーオブジェクトで、属性やオペレーションは持たない。
5.2.4 知識表現方法の具体化
以下に4.5.1で述べたブロック分割業務に必要な機能要件を満たす知識表現の具体化について述べる。
(1) 相対表現
分割面は板材・ダブリングプレート・ブラケットを基準に相対定義できる。部材を基準にした分割面の相対表現は、分割面クラスと部材クラスとの間のアソシエーション及び分割面と部材間の相対距離属性によって表現される。分割面の定義位置は基準部材との関係を保ったまま変更することができ、分割面を基準部材の移動に自動的に追従させることもできる。図5.2-9に分割面の相対表現の知識を表現しているクラスのインスタンスイメージを示す。