(a) 柔軟性の向上 (ア) 区画壁移動に対する柔軟性 ACIM丸の船首部付近の区画壁を図4.3-4に示す。船首隔壁を船尾方向に移動させると、図4.3-5に示すようにその移動に追随して、移動した隔壁にトリムされているロンジバルクヘッドは短くなり、逆にボースンストアフラットは範囲が広がる。更に、これらの区画壁の変形に伴い部材形状も自動的に変更されている。 このように追従変形が行われるので、今までより簡単な操作で構造定義を変更することが可能となった。
(a) 柔軟性の向上
(ア) 区画壁移動に対する柔軟性
ACIM丸の船首部付近の区画壁を図4.3-4に示す。船首隔壁を船尾方向に移動させると、図4.3-5に示すようにその移動に追随して、移動した隔壁にトリムされているロンジバルクヘッドは短くなり、逆にボースンストアフラットは範囲が広がる。更に、これらの区画壁の変形に伴い部材形状も自動的に変更されている。
このように追従変形が行われるので、今までより簡単な操作で構造定義を変更することが可能となった。
図4.3-4 移動前の区画壁及び部材
図4.3-5 移動後の区画壁及び部材
(イ) 相対定義 図4.3-6に示すスティフナの取付線は2つのロンジの頭を結んだものであるという相対的な定義を保持している。この状態から、基準となる一方のロンジの取付角を変更した後の状態を示すのが図4.3-7である。ロンジの取付角が変わり、スティフナ取付線の基準位置となっているロンジの頭の位置が移動するので、スティフナの取付線が相対定義に従って再計算され、正しい取付線に変更されていることが分かる。
(イ) 相対定義
図4.3-6に示すスティフナの取付線は2つのロンジの頭を結んだものであるという相対的な定義を保持している。この状態から、基準となる一方のロンジの取付角を変更した後の状態を示すのが図4.3-7である。ロンジの取付角が変わり、スティフナ取付線の基準位置となっているロンジの頭の位置が移動するので、スティフナの取付線が相対定義に従って再計算され、正しい取付線に変更されていることが分かる。
図4.3-6 ロンジ取付角変更前
図4.3-7 ロンジ取付角変更後
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