2.3 Box B (Simulation Project)の概要
NSRの経済性を評価するためには、具体的に航路を設定し、理想とする船型を決め、精度ある環境データを使い総合的なシミュレーションが必要である。その結果として現状の問題点を明確に位置づけ今後NSRの具現化に必要な改善点を提言する必要がある。Phase II策定時に日本側から、以上の目的を達成するために本シミュレーションの提案を行い実施することとなった。シミュレーションに必要な研究を8つのWP(Work Package)に分割し公募を行った。その結果、表2.3.1に示すSupervisorに研究を委託し実施した。2.3.1節〜2.3.9節に研究の目的と成果の概要を示す。なお本シミュレーションに関連したテーマはBox C-Rightとして同時に公募採択した。