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改良した発泡ノズルを使用すれば、取外しに時間がかかるモニターノズル(本体・油圧ホース三本)を取外すことなく、短時間でモニターノズル先端に発泡ノズルを取付け、塔先端から泡放射できるため、準備に無駄な時間を費やさず早期に泡消火することができ、焼き損害の軽減を図ることができる。

また、モニターノズルを取付けた状態で泡放射できるので、従前の発泡ノズルのように、泡発生部の一部である発泡コーン(ジェット・コーン)が必要ないため、小型・軽量化を図ることができたとともに、モニターノズルの噴霧角度及び放水量の調整により、射程・発泡倍率を自由に変えることができる。

 

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パラシュート型水止め

出水地区消防組合消防本部 前田 勝巳

 

開発内容

○ 薄手のシートとロープで作成する。

○ 薄手のシートのため、パラシュートが開くように、水の圧力で三面側溝の幅に応じて展開、密着する。

○ 軽量(約二kg)小型(収納時長さ五〇cm直径一〇cm程度)で、幅二・五〜三m位までの水位が可能である。

 

開発の効果

従来は、土のう又は大型の水止め装置(ジャッキ、合板等を使用した物)で、消防車収納スペースに収納が難しい物又は人員を多く必要とするものであった。この開発により、一人でワンタッチ(の方法もある)に近い状態で止水ができる。

現在三市一町が使用している。

 

 

 

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