一度二度と差し出す茶・・・
この才気に富む心遣いこそ、秀吉と三成の出逢いであった。
〜歴史と文化が輝くまち〜
滋賀県中央部に琵琶湖、その北東部に長浜市は位置し、東西八・五km南北八・二km面積四五・四六km2と小さくまとまったまちで人口五万九千人、住み良さランキング三年連続一位に輝いているまちです。現在、観光の拠点となっている長浜港は、江戸時代には彦根藩三港の一つとしてその保護のもとに東海・北陸と上方との往来の主要港として栄え、明治一五年三月一〇日長浜―柳ヶ瀬間の鉄道が開通し、翌年五月一日長浜―関ヶ原間が開通、長浜―大津間を汽船にたより、この港が船車連絡地として、また長浜が交通の要衝として栄えたもので、現存する長浜駅舎は最も古い駅舎として鉄道記念物に指定され資料館として開放されている。長浜の地名は、羽柴筑前守秀吉が浅井氏との一連の合戦にて、戦功著しく織田信長より与えられた旧領の城として、渚のある今浜に築きこの地を長浜に改められ、城下町として栄えてきたもので、秀吉が太閤秀吉となる礎となった歴史文化に輝くまちである。昭和一八年市制を施行し、湖北の文化経済の中心都市として堅実な成長を続け、そして今文化教育の向上・産業の振興・都市基盤の整備等、市総合計画に基づいた住環境と都市拠点機能の充実により、活力に満ちた風格のあるまちをめざし、市民生活の向上に努めています。消防本部は昭和二三年一二月二一日発足し、現在一本部・一署五一人の職員と、消防団員三〇〇人が一丸となり、長浜市の防災の任にあたっております。
長浜市消防本部 消防長 廣部 文博