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祝辞

 

 

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総務庁長官 青少年対策本部長  小里 貞利

 

第3回全国ジュニアゲートボール大会が開催されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。

間もなく21世紀を迎える我が国社会を担っていくのは現在の青少年ですが、昨今、青少年をめぐる問題が深刻化しており、社会を挙げて解決に努力すべき国民的課題となっております。

こうした状況を踏まえて、橋本内閣総理大臣の下で関係審議会の会長等の有識者に関係閣僚が加わって「次代を担う青少年について考える有識者会議」が開催され、青少年を取り巻く様々な課題について幅広い議論が重ねられましたが、4月に橋本内閣総理大臣に提出された議論の取りまとめの中では、学校外での青少年の居場所づくりが提言されております。

生涯スポーツは、こうした青少年の居場所づくりに寄与するものであり、また、家庭内にとどまらない地域における交流活動として、その重要性が高まっております。取り分けゲートボールは、生涯スポーツの一つとして年齢・性別を問わず、誰もが楽しむことができ、さらにチームワークを通してお互いを尊重し、協調性を養うことができることから、多くの人々に親しまれております。

この大会は、全国各地の仲間がゲートボールを通じて交流を図り、友好を深めることによって、青少年の心身の健康や生涯にわたるスポーツの愛好に寄与することを目的としています。これは、青少年がより豊かな活動体験をする契機となるものであり、誠に意義深いものであると考えております。

本日参加されました選手の皆様におかれましては、日頃の練習の成果を存分に発揮され、多くを学び、地域を越えて仲間との親睦を深められますことを期待するとともに、皆様方の御健勝と御活躍をお祈りして、お祝いの言葉といたします。

 

 

 

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