内閣総理大臣杯第15回全日本世代交流ゲートボール大会が、ここ岡山の地で盛大に開催されますことをお喜び申し上げますとともに、御来県の皆様方を心から歓迎申し上げます。
21世紀を間近に控え、少子･高齢化は極めて急速なテンポで進展し、社会構造は複雑多様に大きく変化しつつあります。このような時代にこそ、すべての人々が生涯を健康で、生きがいを持って暮らせる活力に満ちた明るい長寿社会の実現が強く求められています。
そのような中にあって、今や生涯スポーツの代表として多くの人々に親しまれているゲートボールの全国大会が、当地において開催されますことは誠に喜ばしく、また、ゲートボールを通じて健康･体力づくりはもちろんのこと、地域や世代を越えた交流が推進されますことは、誠に意義深いものと存じます。
本大会に参加された選手の皆様方におかれましては、日頃の練習の成果を十分に発揮されますとともに、大いに交流の輪を広げられ、思い出多い大会としていただきますよう念願いたします。
ところで、岡山県は、古代吉備文化発祥の地であり、多くの名所旧跡を擁し、瀬戸内海や中国山地の自然も豊かで、海の幸･山の幸も豊富でございます。また、倉敷チボリ公園をはじめとする新たな観光スポットも整備されております。この機会に、岡山の自然や文化にも触れていただければ幸いに存じます。
終わりに、本大会の開催に御尽力いただきました関係者の方々に心から敬意を表しますとともに、参加された皆様方の御健勝と財団法人日本ゲートボール連合のますますの御発展を祈念いたしまして、歓迎のあいさつといたします。
