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空手道の競技

 

■形の競技とは

 

形の試合は、正確、気迫、緩急、そのほかの諸要素を総合的に判定します。

1] 形の種類/指定形、自由形

2] 採点法/比較法

3] 計算方法/0点(失格)〜10点迄の間で主審、副審がそれぞれ表示、その中で最高、最低点を削除した合計点を得点とする。

(全空連審判規定による)

 

■空手道の形

 

空手道における「形」とは、「ある仮定」の多数の敵に対しての攻防の手順を一つの流れとして表現したものです。そしてまた、「形」は「カタチ」の上で制定されていても、その演ずる人の心を規定しているわけではありません。「形」はそれぞれの人間性の中で「形」を咀嚼しているわけです。「形」を演練することは、人間性の表現であり、豊かなる人の心を創りあげていくものと思います。

ちょうど、画家が風景や物象を単に美しく描くだけではなく、描く人の心をかよわせて、内に秘められている真実性を描き出していくのにも似ているでしょう。

 

■組手競技の図解

 

●一本又は技あり

中段・上段突き

 

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●反則

 

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●警告及び反則注意

 

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●場外注意

 

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●一本又は技あり

中段・上段蹴り

 

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●警告及び反則注意

 

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●警告及び反則注意

(反則の程度の軽いもの)

 

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●無防備

(故意に相手の攻撃を無視した場合)

 

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