第3節 評価
空手道の評価を考える時、空手道の特性から見たねらいや内容をいかに指導できたか、それによって児童がどう理解し何を身につけることができたのかなどの視点から考える必要がある。
空手道の学習の課題の達成に児童がどのように努力し、それをどの程度達成したか、などの学習の成果をまとめることとなる。特に低学年の段階では、学習してきたことを評価するだけでなく、空手道の特性に触れることができたか、意欲的に楽しく取り組んでいるかということも評価して、次の学習に向けての課題や学習の手がかりを得られるようにする。
評価の方法としては、練習や試合などを通じての児童自身による自己評価、児童同士の相互評価、学習集団での話し合い、指導者による講評や評価などがあり、これらを総合的に活用して行う必要がある。
なお、評価活動は、学習の過程や成果について適切に実施し、今後の学習指導に役立てていくことが最も重要なことである。